初心者でも転覆せずに乗ることが出来るので大丈夫なのですが、それがゆえにより危険ということが言えます。明らかに経験や技術が必要なアウトドアスポーツは、誰しも無理をせずに段階を踏んで慣らしていきますが、パックラフトは敷居が低く、必要なプロセスを無視しやすくなってしまいます。
私自身の体験も典型的な失敗例の一つです。私の故郷の高知では川遊びは夏の定番で、川は大好きな遊び場でした。泳いで潜って飛び込んで、楽しい思い出ばかり。子供の頃親が忙しく、小学生の兄と妹と3人だけで水辺で遊ぶこともありました。そういう背景があり川に対する恐怖感はあまりありませんでした。ですが恐怖感がないと失敗を招きます。パックラフトを手にして間もない頃に一人で3級の瀬で沈して少し流されて、そこでやっと「これは危険だ…」と気づく有様でした。大事に至らなくてラッキーでした。
当店としましても、ご利用者様が危険な目に遭われるという事を何よりも懸念しています。是非しっかりと安全対策をしてパックラフトを楽しんでください。
河川財団さんが作成したこちらの資料は、川遊びのリスクと対策法がイラストとデータで分かりやすく、見やすくまとめられています。
「川の事故は瞬間的に発生し、すぐに致命的な状況になる」想像するとショッキングな一言ですが、非常に的を得ています。
モリシャンアドベンチャーさんの動画「危ないパックラフト ケガや事故を起こさないために」では、パックラフト初心者が気を付けるべきこと、川下りする上での危険な場所などを、具体的に分かり易く紹介しています。